ピル外来について

当院のピル外来では、低用量ピルの処方を行っています。さらに、月経移動を希望される方、緊急避妊が必要な方についても対応いたします。希望される方は、お気軽にご受診ください。
低用量ピル
低用量ピルは、避妊などを目的として使用します。正しく服用した場合の避妊効果はほぼ100パーセントで、しかも極めて安全です。以前は低用量ピルの服用により、乳がんが増える可能性が指摘されていましたが、現在は否定されています。それどころか、卵巣がんや子宮体がん、大腸がんのリスクを減少させる作用も知られていますし、月経困難症や過多月経の改善にも効果があります。また、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともありません。さらに、よく耳にする体重増加の懸念も不要です。
ただし、まったく副作用が無いわけではありません。いちばん懸念されるのは血栓症のリスクです。そのため、当院では服用禁忌に触れないかどうかをよく考慮して慎重に処方しております。
月経移動
月経日は、ピルの服用によって前後にずらせる場合があります。例えば、旅行やスポーツ、結婚式などと月経予定日が重なってしまうようなときは、月経日を何日か移動させることが可能です。具体的には、月経を遅らせる方法と、早める方法があります。
月経を遅らせる場合は、月経予定日のおよそ5日前からピルを飲み始め、月経を避けたい日まで1日1錠を服用します。このピルを飲んでいる間は、月経が来ません。そして、飲み終えてから2~3日で月経がきます。
月経を早める場合は、直前の月経が始まってから5日目までの間にピルを服用し始めます。そして早めたい日まで飲み続けます。飲み終えてから2~3日で、いつもより少ない量の生理が来ます。この方法では、月経を避けたい日にピルを飲む必要がありません。そのかわり、早めに飲み始める必要があります。
緊急避妊
避妊をしないでセックスをしてしまった場合は、妊娠の可能性があります。そのような場合、妊娠を防止する方法として緊急避妊があります。当院では、アフターピル(緊急避妊薬)の服用による緊急処置を行っています。このピルを無防備なセックスが行われた後、72時間以内に、しかもできるだけ速やかに所要量のピルを服用します。ただし、100%の妊娠防止効果が得られるわけではありません。正しく服用した場合でも、約2%に妊娠を防止できないケースがある点はご理解ください。
スリンダ錠
スリンダ錠はいわゆるミニピルと呼ばれる経口避妊薬です。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類がありますが、このうち、プロゲステロンと呼ばれる種類のホルモンのみを配合したものになります。
プロゲステロンの中でも、ドロスピノレンという種類の成分で構成されており、男性ホルモンを抑える働きがあるため、肌荒れなどにも効果的です。
主な効果・メリット
「避妊」を目的とした自費診療のホルモン製剤になります。
避妊効果が高いことが特徴で、正しく内服できている場合は99%以上の避妊効果が認められています。
血栓のリスクがほとんどありません。一般的な低用量ピルにはエストロゲンが含まれている影響で、内服している間は血栓症のリスクがわずかに上昇しますが、スリンダ錠にはエストロゲンが含まれていません。
このような方におすすめです
- タバコを吸っている方
- 40歳以上の方
- 肥満傾向の方
上記の方々は、血栓症や脳卒中のリスクが通常よりも上がってしまうため、一般的な低用量ピルの処方ができません。スリンダ錠はこれらのリスクの原因となるエストロゲンを含まないので、上記の方にも安全に処方することが可能です。
- 血栓症のリスクが心配な方
- 一般的な低用量ピルで副作用(吐き気、倦怠感など)が強く、内服を断念してしまった方
また、上記の方々にもおすすめできるお薬です。
スリンダ錠価格表(税込み)
初回1シート | 4,000円 (初回のみ初診料3,000円別途かかります) |
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2シート目以降 | 3,500円/シート |